キャスタリアがNPOと共同で、日本国内のブラジル人学生に向けモバイルラーニングによる教育支援を開始

ブラジル版「センター試験」の過去問題を10科目・約700問をアプリで学習

ポルトガル語版記事は<こちら>
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キャスタリア株式会社(本店:長野県長野市、本社:東京都港区芝浦、代表取締役:山脇智志、以下「キャスタリア」)は、NPO法人「在日ブラジル人を支援する会(通称Sabja:サブジャ))」(本部:東京都目黒区、理事:茂木真二、以下「Sabja」)と共同で、国内のブラジル人学校の生徒を対象に、スマートフォンによるブラジルの中等教育全国学力認定試験(ENEM: エネム))に向けた学習支援を1月18日より開始します。

 

■ENEMとは
2009年よりブラジル政府が導入した中等教育における学習到達度を測る試験です。入学試験の合否や奨学生選定など、ブラジルの各大学が独自に行う試験と共に入学試験などで利用されます。本プロジェクトは2016年1月から9月にかけて実施され、キャスタリアの開発するラーニングプラットフォーム「Goocus」(呼称:グーカス http://gooc.us/)を用い、ブラジルの大学入学試験で求められる難易度の学習を、スマートフォンなどを用いて学んでいきます。

 

■解決する課題
現在日本国内には17万人のブラジル人が居住しており、外国人としては4番目に大きな人口となっています。母国語であるポルトガル語での教育を行うブラジル人学校は国内で39校あり、多くのブラジル人子弟が通学しています。なかには高校卒業後の進路としてブラジルでの大学進学を目指す学生もいますが、現状では入学試験に必要な教育は充分と言えず、それを補充する手段もあまりない状況です。
当プロジェクトではキャスタリアは技術提供およびコンテンツの作成を担当し、Sabjaは学校や学生たちへのサポートを行います。開始時は3校での利用を予定しています。今回使用するGoocusはユーザインターフェースがポルトガル語を含む5ヶ国語対応しており、学生にとっても使い易いものになっています。

 
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(モバイルラーニングプラットフォーム「Goocus」を用いてENEMを学ぶ)

 

キャスタリアは、学習者の学習開始時間や学習到達度といった学習データを蓄積しサービスに活かすことで、学習者の日常生活に根ざした、途中でドロップアウトさせない「継続する学習」をモバイルラーニングサービスとして提供しています。本プロジェクトにおいては、「Goocus」の大きな特徴の一つであるソーシャル機能を用い、一人で勉強するのでなく、アプリを通じて学校内外の学習者と共に学習することで学習に対するモチベーションを維持し、継続学習を通じての学力向上を目指します。また同時に既存の学校の授業にも組み込んで学習履歴などを分析しながら最適な学習を提供するための研究も行います。

 

■在日本ブラジル大使からのコメント
本プロジェクトに関して、アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ在日本ブラジル大使のコメントです。
「Sabjaとキャスタリアが提携し、日本のブラジル人学校の生徒たちにGoocusを無料で提供するという知らせに、ブラジル大使館員一同は大いなる充足感を覚えました。生徒たちをブラジルの教育システムに近づけENEMに向け準備させるこのプロジェクトは、ブラジル人コミュニティの優先的なニーズに応えると同時に、様々な学校から集まる生徒たちの交流を拡大させる可能性を導きだすものです。」

 

2アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ大使(右)とキャスタリア代表取締役山脇智志(左)

 

■Goocus について
Goocusとは、キャスタリアが開発するモバイルラーニングプラットフォームです。スマートフォンを中心にした「学習の継続性」を開発の主軸に置き、「ソーシャルラーニング」「学習の可視化」「ゲーミフィケーション」の三つを追求して、いかにして学習を日常的なものにしていけるのかを研究しています。

 

■Sabja について
在日ブラジル人を支援する会(ザビジャ)
外国人の日本社会適応の支援、日々の問題解決の補助、子供たちへ夢や才能を開花させる環境作りを目的とした、非営利活動法人です。国内外におけるイベント・シンポジウムへの参加を通じての情報発信や、医療・法律・日常の問題に関する相談、家庭訪問、ワークショップなどを通じて、日本に住むブラジル人の個人や文化的アイデンティティの形成に貢献できるよう働きかける活動を行っております。

 

■キャスタリアについて
キャスタリア株式会社は“教育×ITで社会問題を解決する”をモットーに、 新たな学びを創出する企業です。 モバイルラーニングプラットフォーム「Goocus」を開発し企業や教育機関に提供しています。 また長野県を中心に教育事業を行う学校法人 信学会とともに、 日本初のプログラミング(コード)を必修科目とした広域通信制高校「コードアカデミー高等学校」の運営にも携わっています。